刀より糸
お稽古柄、いずれ居合刀を購入しないといけない。
どうせ購入するなら刀について
少しくらいは学んでから選ぼうと思って
古本屋で刀関係の本を見つけると購入していた。
有職故実?などでも扱われたり、
刀に奥深さがあるのは知っている。
神事でも扱われるし、
単なる武器ではないのが刀。
とはいえ、どうしても熱心になれない。
ぶっちゃけ今の私には、木刀でじゅうぶん。
剣法クラスも、刀が好きで参加してるわけでなく、とにかく素振りをしたくて参加させて頂いた。木刀で素振りをしたい。それだけ。
素振りさえロクに出来ない。
居合刀に意識がいくようになるには、
とうぶん時間がかかると思われる。
※しかし、先輩に室町時代あたりの真剣を持たせてもらったら、変な物質が脳から分泌された気がする。居合刀や真剣と木刀は全く違う気がする。
だから早くに居合刀で素振りをするのも、アリかもしれない。
一方、着物。
居合刀が購入できる値段の帯締めがある。
たかが紐だ。
しかも、なくても困らないような物だ。
そんな紐より先だっては居合刀なんだけど、つい紐に気が行く。
ある染織家の大ファンで、その方が染めた糸を使った帯締めが。
実際の物を見てみたくて、触れてみたくて仕方がない。
貧乏生活の身で、全く必要ないものなんだけど。
悩ましい。
刀より衣に気が行くあたり、
何となく私らしいと思うけど。